今回はスキルにおいての考察、第1回目のテーマは『弓』です。

まずは弓自体の特性についてですが、
・基本攻撃力=弓自体の攻撃力+矢の攻撃力+筋力による基本値
・弓によって最大射程距離が異なる
・弓による通常攻撃は、相手に接近されると出来なくなる(右手素手攻撃へ強制的に切り替わる
・素材がトレントの場合、全属性耐久値が+2されて攻撃力が若干上昇する
・一部のテクニックとクリティカル時を除いて、攻撃中は移動が出来ない
・基本的にスキル値20、40、60、85で使用する弓を上位の物へ変更する(課金・要レシピ弓除く
・移動速度の早いオルヴァンやイクシオン系、判定の小さいクロウラー系やスネーク系統は戦いにくい

といった事が挙げられます。
特に弓で戦う際、最大の課題となる『相手との距離』は常に意識する必要があり、可能であれば相手に接近される前に倒して
しまうのが最もベストな戦い方となります。
では、その基本的な戦い方と簡単且つ使いやすいマクロを紹介していきます。

手動視点  固定視点

上記SSは弓「ショート ボウ」による最大射程での攻撃時、相手とどの程度距離が離れているかのSSです。
初期に使用するショートボウは攻撃間隔が最も短く、SSに写っている大ネズミであれば、最大射程で
自動攻撃すると素手攻撃の間合いまで、『4回』通常攻撃を行う事が可能です。
しかし、それまでに倒せなければ強制的に素手攻撃へ変更となってしまい、攻撃力の高い敵に接近されると大変厄介です。
『弓』で戦う際の基本行動として
「攻撃を行ったら後ろへ下がって、相手との間合いを取る」事が重要です
固定カメラ視点であれば相手を正面に捉えつつ後ろに下がる事が出来る為、相手に対処しやすくなります。

平地で戦う場合には「攻撃後はすぐに↓キー(設定によってはSキー等)で下がる」を意識しましょう。
では、状況によっては左右や後ろを向いている場合もあり、テクニックを使用した攻撃等も
『/cmd バルクショット』
等の1行のみでは上手く戦えない事もあります。
そこで、お勧めしたいのが下記のマクロです。


上記のマクロは「/pause 3」の間にlocktargetで敵の方向を向き、正面から迫ってくる敵を攻撃する為のマクロです。
最後に挿入してあるlocktargetで再度ロックオン状態を解除してある為、攻撃後に移動も行いやすくなっています。
対人戦等でなければ、『アタック』と『/pause』の箇所をテクニック名へ変更したり、数値を変更といった形で様々な対応が可能な
マクロです。

また、弓系の攻撃もそうですが銃器、投げ等にも存在する概念として「ミス ザ マーク」(命中判定が出ないハズレ)があります。
こちらは敵に着弾せず、弓矢が明後日の方向へ飛んでいった…という感じになります。
初期ではベビースネークやダンジョンスパイダー等の背が極端に低い敵に対し、比較的起こりやすい現象です。

これは弓矢を装備した時に表示される黄色のマーカーの位置と、着弾位置とがズレる事によって起こります。
かなり遠距離であればこの問題は気にする程ではないのですが、中近距離になると影響が出てきます。
特にAutobattleを使用して戦闘していると、気がつくと「ミスザマーク」なんて事もしばしば…。

これを防ぐ為の点について、下記のSSを比較してみます。



カメラの視点がかなり異なります。(SS中は固定視点を使用
これは攻撃時にマウスを使用して視点を下側へと移動させる事で、弓矢の軌道を修正している為です。
基本的に地面を這っている敵に対しては、弓矢が敵の上を通り過ぎて「ミスザマーク」となっているので、その軌道を下側に
修正する事で命中させている…という訳です。

これは空を飛ぶ敵「(タルタロッサパレスにいる)タルタロッサエアー」や「タルタロッサクロス」等にも応用でき、一瞬飛び上がる
行動を確認したら、視点を上側に修正する事で弾道の修正を行う…なんて事も可能です。
もちろん、相手の方向を向いていなければミスザマークになりますし、あくまでも小技的な要素ですが、初期の疑問としては
『何故自動戦闘で矢が当たらないの…?』
なんて事も、これで理解して頂けるかと思います。

では、次に弓と組み合わせる他のスキルについて考察します。
一般的に組み合わせとして相性が良いものは
『回復魔法』、『素手』等の近接戦闘スキル、『盾』、『戦闘技術』
が挙げられます。特に回復魔法は弓と相性が良く、パーティーでの後衛戦力として力を発揮します。
また、ソロの場合も『リバイタル』等をスペルブックにチャージしておき、ある程度ST消費したら相手との距離を離しつつ
ST回復…といった戦法も取れます。
管理人が以前弓を使ったソロ狩りをしていた場合には、戦闘前にリバイタルをスペルブック等にチャージ(*)しておき、
ジャッジメントショット→通常攻撃→ホープレスショット→下がりつつ再度通常攻撃→リバイタルでST回復
なんて戦法で戦っていました。

また、盾スキルにおいてはスキル60「カミカゼ」やスキル40「インパクトステップ」では、相手との距離を確保するのに役立ちます。
前述した通り、接近されてしまうと通常攻撃が素手攻撃になってしまう弓武器にとっては有効な防御手段と言えます。
「インパクトステップ」は敵を弓の最大射程距離の8割程度の距離まで弾き飛ばす事ができ、移動可能なテクニックなので後ろに
下がりつつ行う事で、最大射程以上の距離を確保できます。
この間に攻撃を行うもよし、回復魔法を詠唱するもよしと安定した戦いが可能です。

戦闘技術については強化魔法とどちらを取るか、または両方取らないかといった選択になりますが、戦闘技術30「バーサーク」
の効果が実感できる「スキル70」前後まで取る余裕があれば、戦闘技術の方が良いでしょう。
回復魔法や他の組み合わせとの兼ね合いにも因りますが、「バーサーク」の効果
「攻撃力アップ」と「攻撃ディレイ減少」が強力だからです。
同じ攻撃力アップに強化魔法30「ヴィガー」もありますが、攻撃力の上昇率だけ比較すると「バーサーク>ヴィガー」となります。
しかし効果時間は「バーサーク<ヴィガー」となっている為、どちらがベストかは各個人での判断になるとは思いますが…。

また、ここで戦闘で使用するテクニックと注意点について解説しておきます。

※弓20「バルクショット」
初弾が敵に命中(攻撃ミスは除く)すると、最大で5発まで攻撃可能なテクニック。
少々クセがあり、初弾が命中→次の弓矢を放つ→命中→次の弓矢…、といった動作が繰り返されます。
一撃の威力は通常攻撃の50〜60%程度ですが、連続して攻撃する事が出来る為、接近戦で真価を発揮します。
ただし、一回の攻撃で矢を1本消費するので、矢の残数に注意が必要となりますが、このテクニック最大の利点として
各攻撃に矢の特殊効果が乗るので、これを利用した「光バルク」といった攻撃も存在します。
また、バルクショットでの連続攻撃中に通常攻撃を行うと、バルクショットの連続攻撃判定が止まってしまうので
自動戦闘で戦う方はマクロに「/autobattle」等を組み込んで使用しましょう

※弓40「ジャッジメントショット」
攻撃時に膝をついた状態となり、大きなスキができるテクニック。遠距離での初弾攻撃向けになります。
攻撃ヒット後、ショックボルトのようなエフェクトと共に10〜15程度の追加ダメージが発生しますが、敵との距離を考えず
に撃ってしまうと確実に接近されてしまいます
ので要注意。

※弓60「ホープレスショット」
付加効果は対人戦向けですが、攻撃発生までの判定が短いので距離を選ばない優秀なテクニックです。
遠〜近距離まで幅広く使用可能で、追撃や通常攻撃の間に挟んで使用すると効果的ですが、多用しすぎると
スタミナ消費が大きくなります。
ダメージは通常攻撃と同程度かやや低い程度です。後術のシールショットと並んで使い勝手のいいテクニック
なので、スタミナの許す限りどんどん撃っていきましょう。

※弓70「ホークアイショット」
威力は低いですが、弓の最大射程以上の射程距離で攻撃可能なテクニック。
どちらかというと攻撃よりも敵を釣るといった時に使用します。PT行動時には敵を誘き寄せる際に使えますので、使える
場面も多くはありませんが、役に立つ局面もなくはありません。
どちらかというと攻撃よりも補助的な意味が強いテクニックになります。

※弓80「シールショット」
付加効果は対人戦向けですが、弓テクニックの中で唯一動きながら使用可能なテクニック。
非常に優秀なテクニックなのですが、どちらかというとスタミナの消費が激しい弓使いにとっては可能なら使用は
避けたい所です。
回復魔法と併用する事でその点も解消可能で、敵との距離をとりつつ攻撃…なんて時に有効です。

これらを踏まえ、弓で戦う際のスキル構成目標値を考えてみたいと思います。
※後衛バランス型
「弓:90〜100」「回復魔法90〜100」「強化魔法80〜90」「盾70」 スキル残数:490〜520
攻撃方法を弓に絞り、PTを組んで戦う場合に後衛戦力として力を発揮する構成です。
前衛メンバーが敵を足止めし、危なくなれば回復魔法で援護、ソロ狩りでは強化魔法で自己強化を行って、盾スキル
との併用で確実に敵との距離を稼いで攻撃する…、という構成の一例です。

※火力重視型
「弓:100」「戦闘技術90〜100」「回復魔法60〜90」 スキル残数:560〜600
弓での火力を最大限に出す為、戦闘技術の「バーサーク」「ナイトマインド」を使用しての攻撃力重視型になります。
スタミナの消費が激しい事もあり、回復魔法50「リバイタル」以上が使う事で、これを補います。
PT戦でもルートを取れる高火力になり、ソロ狩りと併せて心強い存在となります。

※ソロ重視型
「弓:90〜100」「素手:90〜100又は刀剣等、他の武器スキル」
「戦闘技術90〜100」「盾90又は回避100」 スキル残数:510〜430
PT戦闘よりも遠・近距離戦闘でのバランスを重視したソロ戦闘型になります。
中遠距離は弓、近距離では弓テクニックと他の武器とを併用し、スキの無い戦いが可能です。
どちらかというと対人向けの構成に傾いているのですが、上記の構成は幅が広いので一概には言えません。
一般的には戦闘向けの構成として「2武器」にする事で、それぞれの武器の長所のみを取り入れる戦いが可能です。


今回紹介した構成等はほんの一例となりますが、これから「弓使ってみようかな〜」という方の参考となれば幸いです。
また、冒頭でも書いていますが『判定の小さい敵』には弓が当たり難いので、序盤中盤はアースワームやクマ、ライオン、
スパイダー等、比較的中型のmobを相手にスキルを伸ばすのが良い
でしょう。


*…魔法の詠唱時にスペルブックを装備していると、詠唱した魔法を一定時間スペルブックに蓄えておく事ができる。
 チャージしてある魔法は、再度同じ魔法を使用する事で効果が発動します。
 下記の様なマクロを組む事で、不必要な装備の切り替えな無しにマクロ一つで「リバイタル」の詠唱と使用が可能
 になり、大変便利なマクロです。


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